こども・学生のための講座
特徴
「自分を見つめて発信する」という起点から、キャリアに取り組みます。
自分ってどういう人間なのだろう? 心身ともに発達し、自らの変化に向きあうことになる年若い人たちはステージが変わるたびに、環境が変わるたびに何度もこの疑問を抱くことになります。このような疑問を抱くこと自体は極めて自然なことであり、むしろ疑問を抱くこと自体が成長の証ともいえるでしょう。自分や自分の将来についての問いかけを自分の心の中だけにしまっておくのではなく、それらをいったん、皆の前で出しながら、その内容を人に伝え、そして得られる反応を糧にして新たな自分像を形成してみる。さらに、そのような活動が賞賛されるという経験を経て、そのような機会をもっと積極的に生かそう、さらには自分でそのような機会を創出しようという態度を育むことを重視します。このような経験を積めば積むほど、自分の人生を主体的に考え、意欲の源泉となる対象を見出し、長じてキャリアを主体的に考える底力をはぐくむことにつながると思います。
<対象になる方々>
- キャリア教育を始める前に、子ども自身が自分について考える必要性があると感じている先生・保護者の方
- キャリア教育の前にコミュニケーション教育が必要だと感じている先生・保護者の方
- 子どもが自分自身について深く考えると同時に、周りの仲間や社会との関わり方について考えたいと感じている先生・保護者の方
コース概要
自分をひきだし、ひもとき、組み立てることに役立つ伝版=「コミュニケーションの型紙」を活用して、まずは自分や自分の将来についての問いかけを表出し、自分自身と、仲間と語り合ってみましょう。
① 小学校中学年向け
「自分の身近なものを人に伝えるということを通して、自分が育まれた環境について、考え、それをほかの人に発信する楽しみと方法を知る」
② 小学校高学年・中学生向け
「自分について仲間と伝えあうことを通して自分のこれからについて考えることを肯定的にとらえるベースをつくる」
③ 高校・大学1~2年生向け
「自分と仲間についての理解をもとに自分のキャリアを主体的に考えるベースをつくる」
授業支援
伝版を使って、思考を深めたり、交流を深めるプログラムを、対象となる学生の皆さんの状況をふまえて現場の先生方とご一緒に作りあげること、授業の支援ツールとなる伝版のご提供、先生方がお使いになる際のガイダンスやトレーニングをさせていただきます。